福岡開催のStudio公式イベント「Studio Talk in Fukuoka」に参加しました!
本記事では、Studio公式イベントとして先日開催された「Studio Talk in Fukuoka」に参加した際の情報やそこで得た学びをまとめたものになります。
「Studio Talk in Fukuoka」は、ノーコードツール「Studio」をする活用するクリエイターや事業者が集まり、活用事例を共有するイベントです。
12月1日に新しいプランやリブランディングが発表されたことをきっかけに、広告が積極的に打ち出され、11月19日の大阪に次ぐ開催となりました。
- Studio Talk in Fukuokaとは?
- デザイナーによるStudioへの向き合い方
- フリーランスとして考えるべきこと
執筆者
丹後綾野
フリーランスWebデザイナー。LPやHP制作を行う。感情を揺り動かし、確かな成果へ直結するクリエイティブを作るのが強み。
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Studio Talk in 福岡の内容
イベント内容
九州を拠点に活動しているStudioエキスパート企業が4社参加し、各社10分間のLT(ライトニングトーク)形式でそれぞれの活用事例を共有されていました。
LT終了後は、約1時間30分に渡り登壇者・参加者との懇親会が開かれました。
お酒や軽い美味しいおつまみもあり、ざっくばらんにワイワイと交流の場が生まれていました。
イベント参加者
事前登録者は合計65名で、当日もそれに相当する人数が集まっていました。
肌感覚としては、参加者の割合はStudio含む制作会社:フリーランス:事業会社(エンドクライアント)=6 : 2 : 2という印象でした。
普段Webにそこまで関わりのない利用者側も積極的に情報を取りに来ているという印象が強いです。
Studioを使用したことはないものの、導入を検討しており、熊本から来られた事業会社様もいるなど、製作者・依頼主の垣根を超えてサービスの認知度が進行していると感じました。
登壇企業は以下の通りです。
九州地方を拠点に活動しているStudioエキスパート企業が登壇しました。
デザイナーはStudioとどう向き合うべきか?
デザイナーに限らず、Webサイトを構築する上でStudioはもはや必須のツールとなっています。
クリエイター目線で、デザイナーがStudioに対してどう向き合っていくべきかを以下の3つにまとめました。
それぞれ詳しく解説します。
1.Studio制作会社と業務委託を行う
1つ目は、Studioの制作会社と業務委託を行うことです。
特に、デザイナーがStudioを極める王道の方法として、Studio制作を行っている企業との業務委託契約を結ぶというものがあります。
実際に、今回のイベント会場にはリソース不足のため、正社員や業務委託の人材を募集している企業もいました。
Studio公式が主催したイベントだったというのもありますが、デザイナーに対して求めるスキルとしてStudio制作スキルを上げる企業が多く、ある程度のStudio制作スキルを携えてアプローチすることによって業務委託契約を結ぶ確立はグッと高まるといえるでしょう。
2.地域の中小企業に対して提案を行う
2つ目は、地域の中小企業に対して提案を行うことです。
当イベントにも九州各地をメインに事業展開されている中小企業の方々が多く集まりました。
デザイナーの営業方法として、今回のイベントに参加したようなノーコードツールに関心の高い中小企業に対して提案を行うことも1つの方法といえるでしょう。
具体的には、以下のような提案をすることが大切です。
それぞれ詳しく解説します。
1.必要性に応じたスピーディな企画・構築が可能なこと
1つ目は、必要性に応じたスピーディな企画・構築が可能なことを伝えることです。
今回のイベント登壇者であるillo合同会社の取り組みのうち、コロナ禍で大打撃を受けた地元の飲食業に向けて急遽テイクアウト専用サイトをStudioで構築し、業績低迷を食い止めたという活用事例がありました。
コロナウイルス蔓延時という特殊な事例ではありますが、やはりスピード重視でミニマムなサイトを速く作りたいというニーズが高まっています。
事例:テイクアウト対馬
2.CMS機能でクライアントが手軽に情報更新できる
2つ目は、CMS機能でクライアントが手軽に情報更新できることを伝えることです。
特に、飲食業や自治体のメディアサイトは情報量が多く、カテゴリを細かく分類して都度情報を更新する必要があります。
そのような場合であっても、StudioのCMS機能を活用することで数百に及ぶ情報を手軽にクライアントと共有することが可能になります。
3.テンプレート販売を行う
3つ目は、テンプレート販売を行うことです。
登壇企業や参加者の中には、テンプレート販売を推奨する意見が多数ありました。
企業によっては、年間約150万円の売上を達成しており、収入の柱の一つになっているとのことです。
しかし、Studio Storeのテンプレート販売は完全審査制となっており、通過までにかなりの時間がかかる場合があるため、誰でも簡単にできるという訳ではないため注意が必要です。
参考:【体験談】Studioのテンプレートを販売する方法とは?
Studio公式イベント参加レポート:まとめ
本記事では、Studio公式イベントである「Studio Talk in Fukuoka」への参加によって得られた情報や学びについて紹介しました。
Studioを活用するデザイナーとして、制作会社との業務委託や地域企業への提案が重要なアプローチであると改めて気づくことができました。
もちろん、フリーランスと企業は明確に異なるためそのまま戦略を真似してもすぐに仕事に繋がるわけではありません。
しかし、デザイナー目線であっても「自分ならどうするか?」を考え、戦略を立てることが重要だと感じました。
また、対面イベントは単なる情報収集の場としてではなく、潜在的なお仕事に自然と繋げるためには欠かせないため、近隣で今回のようなイベントがある方はぜひ参加してみることをおすすめします。
福岡では今回のようなWebクリエイター向けのイベントが盛んに行われているため、今後も積極的に参加し、情報発信に努めて参ります。