StudioのCMS機能の使い方を徹底解説!できることも紹介
「コンテンツを手軽に管理できるようにしたい」「ニュースの更新を自動で行いたい」
そのような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
本記事では、StudioをCMS機能の使い方やできることについてご紹介いたします。
StudioExpertsに加盟しているノクステックならではの知見も織り交ぜながら解説しておりますので、ぜひ最後までお読みください。
※StudioExperts(スタジオエキスパート)とは、Studio公式の審査を通過したエキスパート集団のこと
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Studio CMSとは?
Studio CMSの概要
CMSは、コンテンツマネジメントシステム(CMS)の略で、ブログやニュースなどのコンテンツを一括で管理・更新することができるシステムのことを指します。
StudioのCMS機能を使うことで、自社のお知らせをワンクリックで公開したり、コンテンツマーケティングを行うことが可能です。
CMSの仕組みとは?
StudioのCMSは、主に以下の要素で成り立っています。
- モデル
- アイテム
- プロパティ
それぞれ詳しく解説します。
CMSのモデルについて
CMSにはモデルというデータを格納する箱が存在します。
Studioでは、複数のモデルを使用してブログやニュース等のコンテンツ管理を行います。
モデルのイメージとしては、タンスにある1つ1つの引き出しを想像すると良いでしょう。
CMSで利用できるモデルの種類は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
モデル1.記事タイプ
1つ目のモデルは、記事タイプです。
記事タイプは、ブログやニュースを管理するのに最適なモデルです。
本文に画像や外部サイトを埋め込みできるのはもちろん、リアルタイム共同編集も可能です。
モデル2.ユーザータイプ
2つ目のモデルは、ユーザータイプです。
ユーザータイプは、メンバーの管理に最適なモデルです。
ブログの執筆者情報としてのメンバー表示や自社の社員紹介に使用することも可能です。
モデル3.カテゴリータイプ
3つ目のモデルは、カテゴリータイプです。
カテゴリーモデルは、他モデルのアイテムをカテゴリーごとに管理するのに最適なモデルです。
主に記事タイプやユーザータイプと合わせて使用されます。
モデル4.カスタムタイプ
4つ目のモデルは、カスタムタイプです。
カスタムタイプは、タグの管理に最適なモデルです。
シンプルかつ自由度が高いモデルであるため、様々な場面で活用することができます。
CMSのアイテムについて
CMSでは、アイテムを管理するためにモデルを活用します。
イメージとしては、引き出しの中にあるタオルや靴下などがアイテムです。
モデルを使用することでアイテムを効率的に管理することが可能になります。
アイテムの使い方は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
使い方1.アイテムを追加する
1つ目は、アイテムの追加です。
CMSでは、画面右上にある「新規追加」ボタンからアイテムの追加を行うことが可能です。
「新規追加」ボタンを押した後は、アイテム情報(ブログ/ニュース等)を記載していきましょう。
使い方2.アイテムを削除する
2つ目は、アイテムの削除です。
アイテムを削除するには、アイテムの左にあるボックスにチェックを入れたのち、画面右上に表示される「削除」ボタンを押す必要があります。
一度アイテムを削除してしまうと後からは復元できないため、注意が必要です。
使い方3.アイテムを複製する
3つ目は、アイテムの複製です。
CMSでは、各アイテムの左にある3点メニューを選択することでアイテムの複製を行うことが可能です。
3点メニューの項目には削除も含まれているため、間違えて削除ボタンを押さないように気を付けましょう。
使い方4.アイテムを公開する
4つ目は、アイテムの公開です。
各アイテムの左にあるボックスにチェックを入れた状態で、変更右上にある「ステータスを変更」ボタンからアイテムの公開を行うことが可能です。
使い方5.アイテムを更新する
5つ目は、アイテムの更新です。
公開したアイテムに対して何らかの編集作業を行った際は、アイテムの左にある青丸をクリックすることでアイテムの更新を行うことが可能です。
アイテム編集後の更新作業は忘れがちなので、必ず編集作業とセットで行うようにしましょう。
CMSのプロパティについて
プロパティは、アイテムにも紐付いている情報のことを指します。
Studioで使用できるプロパティは以下の通りです。
ブログ記事を作成する場合は、以下のようなプロパティを追加することが多いでしょう。
- タイトル
- カバー画像
- 執筆者
- タグ
StudioのCMSでは、プロパティを自由に追加・削除することができるため、必要に応じてプロパティを追加することが大切です。
各プロパティについての説明は以下の通りです。
1.テキストプロパティ
1つ目のプロパティは、テキストプロパティです。
テキストプロパティは、文字列を追加することができるプロパティです。
利用シーンは以下の通りです。
- 記事のサブタイトルとして表示する
- 記事の説明文を表示する
- 外部リンクのURLを登録する
使用用途によって改行のあり・なしを選択する必要があります。
2.画像プロパティ
2つ目のプロパティは、画像プロパティです。
画像プロパティは、アップロード画像やUnsplashにある画像を追加できるプロパティです。
利用シーンは以下の通りです。
- 各アイテムごとに画像を表示する
- 記事ごとにカバー画像を設定する
3.ブール値プロパティ(オン/オフ)
3つ目のプロパティは、ブール値プロパティ(オン/オフ)です。
ブール値プロパティは、オン・オフ(true / false)を設定できるプロパティです。
利用シーンは以下の通りです。
- 新着バッチを表示する
- 商品におすすめマークを表示する
- 特定コンテンツの色を変更する
4.数値プロパティ
4つ目のプロパティは、数値プロパティです。
数値プロパティは、数字を追加することができるプロパティです。
利用シーンは以下の通りです。
- 数字テキストとして表示する
- 文字サイズや余白の数値を設定する
5.カラープロパティ
5つ目のプロパティは、カラープロパティです。
カラープロパティは、(カラーコード)を設定できるプロパティです。
利用シーンは以下の通りです。
- カテゴリーごとに色分けを行う
- タグの背景色を設定する
グラデーションは設定することができないため注意が必要です。
6.参照プロパティ
6つ目のプロパティは、参照プロパティです。
参照プロパティは、他のモデルのアイテムを参照(モデル情報を紐付け)できるプロパティです。
参照するモデルの紐づけは、1つを選択するシングルセレクトと複数選択が可能なマルチセレクトから選ぶ必要があります。
シングルセレクトはテキストや画像ボックスに紐づけることができるのに対して、マルチセレクトはリストのみ紐付けが可能です。
利用シーンは以下の通りです。
- 記事にライター情報を表示する
- 記事のタグやカテゴリーを表示する
シングルセレクトとマルチセレクトは後から変更ができないため、注意が必要です。
StudioのCMS機能でできること7つ
CMSの機能は以下となります。
記事の作成や公開設定、カテゴリーでの分類などコンテンツを一括で管理することができます。
以下で詳しく解説します。
できること1.コンテンツの管理
1つ目は、コンテンツの管理です。
CMSではブログや社員インタビュー等のコンテンツを一括で管理することができます。
できること2.記事の予約公開
2つ目は、記事の公開予約です。
CMSでは、記事の公開予約を行うことができます。
そのため、時間があるときに投稿のストックを作り、ある時期に一気に公開することも可能です。
できること3.共同編集
3つ目は、共同編集です。
CMSでは共同でウェブサイトを編集することが可能です。
リアルタイムに作業を進めることでスピーディーなウェブサイト運用を実現することができます。
できること4.モデル設定
4つ目は、モデル設定です。
CMSではコンテンツをモデル(カテゴリー)で分類することができます。
モデルを設定することで、モデル単位でコンテンツを表示させることが可能になります。
できること5.ライター権限の付与
5つ目は、ライター権限の付与です。
StudioではBusinessプラン以上で追加されるライター権限を使うことで、ライターにCMSを使用して記事を執筆&入稿してもらうことが可能です。
詳細は以下にあるStudio公式の記事をご覧ください。
できること6.SEO対策
6つ目は、SEO対策です。
CMSを活用することで、SEO対策を行うことが可能です。
Studioでは、コンテンツを追加する際にタグの設定を行ったり、OGP画像等を設定することができます。
できること7.タグを使用した絞り込み検索
7つ目は、タグを使用した絞り込み検索です。
Studioでは、CMS上にあるアイテムをタグを使用することで、絞り込み検索を行うことが可能です。
CMS内にあるコンテンツに対して適切なタグを設定することで、Webサイトの利用しやすさを向上させることに繋がります。
CMS機能を活用するメリット
StudioのCMS機能を活用するメリットは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
メリット1.ライターに対して権限を付与できる
1つ目のメリットは、ライターに対して権限を付与できることです。
Studioでは、プロジェクトにライターを招待できるライター権限という権限があります。
ライター権限を使用して外部のライターを招待することで、コンテンツの入稿作業を含めて依頼することが可能になります。
また、ライター権限ではウェブサイトを編集できないため、安心して入稿作業を依頼することができます。
メリット2.日本語対応&サポートが充実している
2つ目のメリットは、日本語対応&サポートが充実していることです。
Studioでは、国産のノーコードツールであるため、日本語に対応しています。
また、操作方法について日本語の解説もあるため、Web知識が少ない方でも管理しやすいと言えるでしょう。
メリット3.Web知識の少ないスタッフでも簡単にコンテンツを更新できる
3つ目のメリットは、Web知識の少ないスタッフでも簡単にコンテンツを更新できることです。
StudioのCMSは、WordPressに比べて非常にシンプルな画面となっているため、Web知識が少ない方でもお知らせなどのコンテンツを容易に追加/公開することが可能です。
ちなみに、お知らせを追加する際のコンテンツ更新作業にかかる時間の目安としては、5分程度になるでしょう。
CMSの具体的な使い方
CMS機能の具体的な使用方法は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
使い方1.プロジェクトを作成する
1つ目は、プロジェクトの作成です。
CMS機能を使用するためには、Studioのプロジェクトを作成する必要があります。
Studioのプロジェクト一覧画面から新規プロジェクトを作成してください。
使い方2.CMS関連ページを作成する
2つ目は、CMSに関連するページの作成です。
プロジェクトを作成したらダッシュボードに移動し、「CMSをはじめる」をクリックしてCMS機能の利用を開始します。
CMS機能は以下の3つから開始することができます。
- テンプレートデータを使う
- 空白からはじめる
- WordPressからインポート
初めて使用する場合は「テンプレートデータを使う」を選択すると良いでしょう。
使い方3.コンテンツの追加/編集を行う
3つ目は、コンテンツの追加/編集です。
CMSの利用を開始した後はコンテンツを追加していきましょう。
手順は以下の通りです。
- 右上にある「新規追加」を選択
- 記事をタイトルと本文を記載
必要に応じて以下を設定すると良いでしょう。
- カバー画像
- Tags(タグ)
- Author(執筆者)
- slug
標準の項目以外にもカテゴリー等も追加できるのでお好みで追加してください。
使い方4.コンテンツを公開する
4つ目は、コンテンツの公開です。
コンテンツが作成できたら、内容を確認したのち公開作業を行いましょう。
公開作業は、コンテンツ一覧画面と編集画面どちらでも行うことができます。
ステータスを下書きから公開にすることでコンテンツを公開することができます。
StudioのCMS機能ではできないこと
CMS機能ではできないことは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
できないこと1.人気記事順に並べ替えを行うことができない
1つ目は、人気記事順に並べ替えを行うことができないことです。
Studioでは、記事の閲覧数によって並べ替えを変更することはできません。
そのため、人気記事3選を表示する際はコレクションの中に3つの記事を人力で追加する必要があります。
できないこと2.複数のタグでの絞り込みができない
2つ目は、複数のタグで絞り込みができないことです。
Studioでは、複数のタグを使用した絞り込み検索を実装することができません。
そのため、CMSを使用する際はモデルの設計方法が重要となります。
できないこと3.ページネーション機能を作成できない
3つ目は、ページネーション機能を作成できないことです。
Studioでは、ページネーション機能を実装することができません。
CMS内にあるアイテムを表示する際は、読者に「もっとみる」ボタンを押してもらうことになります。
効果的なCMS運用のポイント
CMSを使用して効率的なサイト運用を行う際のポイントは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説します。
ポイント1.コンテンツのデザインを統一する
1つ目のポイントは、コンテンツのデザインを統一することです。
CMS機能を使用する場合、CMSページのデザインとサイト内にある他のページのデザインを統一する必要があります。
サイト全体のデザインとCMSページのデザインがあまりにも違う場合は、サイトを訪問するユーザーに混乱を与えてしまう可能性があります。
そのため、CMS機能はデザインを統一できるようなコンテンツを継続して投稿する場合に使用すると良いでしょう。
ポイント2.ルールに基づいてコンテンツを作成する
2つ目のポイントは、ルールに基づいてコンテンツを作成することです。
CMSのメリットとして、1つのページを使用してアイテムごとに情報を切り替えることができるというものがあります。
そのため、一定のルールに基づいてモデルやアイテムを管理することで、柔軟なサイト運用が可能になります。
ポイント3.継続的に運用するコンテンツを扱う
3つ目のポイントは、継続的に運用するコンテンツを扱うことです。
CMS機能は、膨大な数のコンテンツを効率的に管理できることが最大の魅力です。
そのため、継続的にコンテンツを更新するサイトの運用を行う際に最も効力を発揮します。
サイト制作を行う前に、自社にはCMSが必要なのかどうかを十分に検討しておくことが大切です。
まとめ:StudioのCMS機能を使ってサイト制作を始めよう
本記事ではStudioのCMS機能の使い方とできることを解説しました。
CMSを使うことで効率的なコンテンツ管理を行うことができるため、従来の方法と比べてコストを大幅に削減することができます。
CMSの活用は、自社のリソース状況に合わせて、社内制作と外注制作を使い分けることが大切です。
ノクステックでは、以下のような方のお役に立てると思いますので、社内でのサイト制作体制に不安がある方はお気軽にお問い合わせください。
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- Web知識が少なくても、自社で運用できるサイトが欲しい