ノーコードシンポジウムにノクステック代表が参加しました!

本記事は、2025年2月7日に開催された「ノーコードシンポジウム」に参加した際の情報やそこで得た学びをまとめたものになります。
「ノーコードシンポジウム」は、株式会社レッジと一般財団法人ノーコード推進協会が主催するDXイベントです。
kintoneやClickなどのノーコードツールベンダーから星野リゾート等の企業、自治体まで多くの方が講演を行いました。
ノーコードシンポジウムは「ノーコードの本質的価値と可能性を考える」をテーマに東京都の五反田で開催されたノーコードイベントです。ノーコードツールベンダーからツール導入企業、自治体職員まで様々な方による講演と企業ブースの展示、ワークショップ等が行われました。ノーコード開発を行う1人として思ったことも織り交ぜながら本記事の執筆を行いました。
ノーコードシンポジウムとは?

イベント内容
ノーコードシンポジウムは、各ブースでの出展やホールでの講演が行われました。
タイムスケジュールは以下の通りです。
時間 | 内容 |
---|---|
09:30 | 会場 |
10:00 | 開会挨拶 |
10:40 | 生成AI・AIエージェントによる開発とマーケティングの革命(ゲスト講演) |
11:30 | ノーコードで加速するAIと企業システム 〜データ連携、アプリ開発、IoT活用〜 |
12:20 | AI × ノーコードで広がる可能性 ~高校生が体験したノーコード教育の実践例から見えてきたDX人材育成のヒント~ |
13:00 | プロジェクト・タスク管理のDXで得られる5つの効果とは? |
13:30 | DXの鍵<KEY>はノーコードツール<WARE> ~ノーコードでめざせデータ活用~ |
14:00 | ゲスト講演:星野リゾートが取り組んだノーコード開発10年の計 「生成AI×ノーコード」の真価 生成AI登場以降のDX戦略の考え方を解説 |
14:30 | すでに「組織の在り方」を変えてしまった “AIとノーコード” の事例と未来 |
14:50 | ノーコード大革命 純国産ノーコードツールの逆襲 |
15:00 | 手探りの中で見つけたノーコード |
15:30 | 現場から変える!kintoneで切り開くAI活用 |
15:40 | 2025年、ノーコードが創り出す価値とは? |
16:00 | エンタープライズ企業におけるノーコードDX人材育成の最前線とは |
16:30 | ノーコードが実現する、従業員が主役のDX市民開発 |
17:20 | kintoneによる自治体DX ~神戸市の市民開発事例~(ゲスト講演) |
18:00 | ネットワーキングパーティー(名刺交換会) |
会場は東京都品川区にあるシティーホール&ギャラリー五反田です。

ノーコードシンポジウムの登壇者を紹介
ここからはノーコードシンポジウムで講演を行った企業・自治体のうち3つに絞ってご紹介します。
それぞれ詳しく解説します。
登壇者1.MikoSea株式会社
1人目の登壇者は、ノーコードツールClickを運営するMikoSea株式会社の代表取締役CEOである工藤亮太氏です。
年間5.5兆円と呼ばれるデジタル赤字を解消するために国産ノーコードツールClickを使用したアプリ開発を広めています。
日本の生産年齢人口のうち130万人しかいないシステムエンジニアだけに頼るのではなく、ノーコード人材(パープル人材)を増やすことで日本国内のDX化を推進する目標を掲げています。
パープル人材とは、ノーコードツールを活用してDX化を推進する人材のこと。日本の生産年齢人口7,500万人のうち、ホワイトカラー4,000万人、システムエンジニア130万人という現状を変えるべくノーコード人材を増やすべくMikoSea株式会社は日々活動しています。
また、企業のDX化が進まない理由として以下の二点を挙げていました。
- 社内に対応できる人材がいない
- 社内にノウハウがない
ノーコードを活用することで人材とノウハウの両方を解消することが可能となります。
その他の話題
- Clickのインターン生の時給が1500円→1万円になった話
- Clickで開発されたアプリの事例(生成AIパスポート、能登半島地震避難所共有アプリなど)
- ノーコードの起源(1982年、Application Development Without Programmer)
- Clickアンバサダーのついて
参考:Click公式サイト
登壇者2.サイボウズ株式会社

2人目の登壇者は、サイボウズ株式会社の執行役員である栗山圭太氏です。
サイボウズ株式会社は情報共有ツールkintoneを運営する会社で、講演では主にDXに関するお話をされていました。
2024年に前年度からDX予算を増額した企業は半数以上。多くの企業でDXは戦略上、重要なテーマである。
DX人材は必ずしもエンジニアである必要はなく、業務理解をしている人に対してITを教えることが大切。
ノーコードを活用したDXは専門知識の有無よりも、業務(ドメイン)知識の有無が重要。
また、ツールベンダーとして難しいのはGeminiやChatgptなどのAIツールの変化が早いことであると語っていました。
最も優秀なAIツールとしてGeminiを導入しても、次の日にはChatgptの最新モデルが登場するなどいくつかのツール内での序列の変化が激しいことがAIツール選定を難しくしている要因と言えるでしょう。
参考:kintone公式サイト
登壇者3.神戸市×トヨクモクラウドコネクト株式会社

3人目の登壇者は、トヨクモクラウドコネクト株式会社の代表取締役社長田里友彦氏と神戸市企画調整局デジタル戦略室デジタル化専門官の宇都宮鉄平氏です。
講演では、神戸市で行われているkintoneを活用した市民開発の事例について語られました。
内製化は企業や自治体のIT部門が行うもので、市民開発はIT部門以外の各業務に携わる人々によるアプリ開発のことです。神戸市の例では、非IT業務担当者による市民開発について紹介がありました。
主な事例として、宿泊療養施設での「心のアンケート」回収に関する説明がありました。
心のアンケートは、現場職員がkintoneを使用してわずか2週間でアプリを開発した事例です。
また、コロナ患者管理システム(これは内製化)は30万人を超える患者が使用しています。
市民開発の最初の一歩目はどうすればいいのか?(神戸市の場合)
- 勉強会を開催する
- アプリ開発に興味のある人材が登場する
- 支援する
- 成功事例をもとに他の人に広めていく
市民開発にありがちな野良化現象(公務員は移動があるため誰のアプリかわからなくなる現象)に対しては、ガバナンス構築を行うことで対処するとのこと。
ノーコード開発会社として思うこと
ノクステックは、ノーコードツールBubble(バブル)を中心としたアプリ開発を行う団体です。(運営は合同会社Opt.dev)
ノーコードシンポジウムへの参加を通して、kintoneを活用したDX事例など、普段の受託開発では使用することのないツール・情報に触れることができました。
特に、自治体DXに関する講演では、自治体だからこそ発生する課題や取り組みなど、リアルに支援・体験した方のご意見は大変勉強になりました。
Bubbleを活用した内製化研修事業をスタートしたこともあり、業界最前線で活躍するサイボウズ株式会社やMikoSea株式会社、一般財団法人ノーコード推進協会などの団体・企業様による未来予測は、内製化という方向に舵を切るノクステックにとっても非常にポジティブに受け止めております。
ノーコードツールBubbleを活用した内製化研修。ドメイン知識のある社内人材をノーコードに詳しいDX人材として育成する研修です。Bubble正規代理店として法人研修経験のある公認エキスパートが貴社の人材を責任を持って育成いたします。
ノーコードシンポジウム参加レポート:まとめ
本記事では、一般財団法人ノーコード推進協会が主催する「ノーコードシンポジウム」への参加によって得られた情報や学びについて紹介しました。
ノーコード開発会社として、ツールベンダーや自治体の活動・事例を知る良い機会となりました。
引き続きノクステックでは、経験をもとにした地に足のついたノーコード情報を発信していく予定です。