【ノーコード教育事例】子供たちにノーコードを教えている方にインタビュー
この記事ではフリースクールの子供たちを対象にノーコードツールを使ったアプリ開発の方法を教えているNokoさんへのインタビューをもとに、ノーコード教育について紹介していきます。
ノーコード教育者Nokoさんにインタビュー【事例紹介】
Nokoさん本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
まずは簡単に自己紹介をお願いします!
Nokoと申します!現在はノーコードを使った受託開発と子供たちへのノーコード教育をしています。
ノーコード教育は気になりますね!
僕も以前、小学生が使うアプリを開発したことがあるので非常に興味があります。ちなみにどのようなツールを使って授業を行っていますか?
Glideというツールを使ってアプリの学習を行いました!
ブロックを組み合わせることでプログラミングができなくても簡単にWebアプリを開発できるツールです。スプレッドシートとの連携も簡単で初心者向けのツールです。
Glide公式サイトはこちら
ノーコード教育の内容
ここではNokoさんが行っているノーコード教育の具体的な内容について見ていきます。
ノーコード教育の対象者
ノーコード教育の対象者はどのような方ですか?
フリースクールに通う小学生高学年の子どもです。
小学生がアプリを学ぶとは…すごい時代ですね笑
フリースクールは『不登校の子供に対し、学習活動、教育相談、体験活動などの活動を行っている民間の施設』と定義されています(文部科学省から引用)
ノーコード教育のカリキュラム
ノーコード教育のカリキュラムについて教えてください。
Glideを使ったアプリ開発がメインです!
初回の授業では、トップページと詳細ページを作成しました。
子どもたちの様子はどうでしたか?
アプリが実際に動いたときにはすごく喜んでいました!
正直、データベースやフロント部分を教えるのが難しいのではないかと予想していましたが良い意味で裏切られたので驚きました笑
ノーコードを教える際の注意点
ノーコードを教える際の注意点を教えてください。
これでもかというくらい丁寧に教えることです!
パソコン自体をほとんど触ったことがないという生徒もいると思うので最初はやり過ぎなくらい慎重に授業を進めることを徹底しています。
難しいと感じるとその後の授業が大変になりますもんね。
そうです!だからこそ今回紹介したGlideや国産ツールであるClickというノーコードツールの中でも比較的容易なツールを使うことがポイントになります。
ノーコード教育に最適なツールとして国産ツール“Click”も選択肢入るでしょう。
まとめ
- ノーコード教育の対象は小学生~高校生
- GlideやClickなど操作が比較的容易なツールを使うのがおすすめ
プログラミング教育との比較
ここからはノーコード教育のメリット・デメリットをプログラミング教育とひっかうしながら紹介します。
ノーコード教育のメリット(プログラミング教育と比較)
ノーコード教育のメリットは以下となります。
- 1.プログラミング思考が学べる
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ノーコードはビジュアルプログラミングと呼ばれ、コードがブロック化されたものなのでプログラミング思考を学ぶことができます。
- 2.子どもたちの理解が速い
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ノーコードでのアプリ開発の特徴として”成果が目に見える“というのがあります。これにより
- 3.授業についていけなくなる生徒が少ない
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プログラミングと比べて、難易度は易しいため授業においていかれる生徒は少ないと言えるでしょう。
- 4.短時間でアプリができるので達成感を感じやすい
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ノーコードでのアプリ開発の特徴として”開発スピードが速く成果が目に見える“というのがあります。そのため、集中力のない子どもでも達成感を感じやすくなるでしょう。
- 5.教員側が内容を理解しやすい
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ノーコード教育はプログラミング教育に比べて、理解・習得が容易なため教員のキャッチアップがそれほど難しくありません。
ノーコード教育のデメリット(プログラミング教育と比較)
デメリットは以下となります。
- 1.教材が確立されていない
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新しい分野であるため教材が確立されていない場合が多いでしょう。また、ツール自体の変化も早いため、動画ベースの学習よりも、実践形式の学習が向いていると言えます。
- 2.教える講師がいない
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全国でノーコード教育を行う場合の課題として講師の数が不足しているというのが挙げられます。
- 3.技術力よりも教える力が重要
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ツール自体の難易度はそれほど高くないため、Excelができれば習得はそれほど難しくありません。その反面、子どもたちが楽しく理解できる授業作りのスキルが問われます。
まとめ
- ノーコード教育のメリットは速さ・達成感
- デメリットは教えることに特化した講師が少ないこと
教育関係者に向けたメッセージ
教育関係者の方に向けてメッセージがあれば教えてください。
プログラミングを学ぶ前にノーコード教育を取り入れることで結果的にプログラミングへの理解が深まると思うので、生徒の理解度や教育体制に合わせて柔軟にプログラミングかノーコードかを選択すると良いと思います。
今後の目標
今後の目標を教えてください。
今後は全国のフリースクールの生徒にノーコードを教えたいと思っています。また私のような老後の生活の中にノーコードという選択肢があるというのを伝えるために講演会をすることが今の目標です。
まとめ
今回はフリースクールでノーコード教育をしているNokoさんにお話を伺いました。
ノーコード教育で重要なのは「学びに繋がる授業作り」にあるといえるのかもしれません。
ノクステックでは、ノーコードを使った教育事業を行っていますので、ご興味がありましたら授業や講演のご依頼をお待ちしています。