「Studio Store」にてテンプレート販売を始めた話
「Studioテンプレート販売に興味があるけどよくわからない」「メリット・デメリットについて知りたい」
そんなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Studioテンプレートデザイナーとして活躍するあやかさんへのインタビューをもとに、Studio Storeにおけるテンプレート販売の始め方について紹介していきます。
・Studioテンプレートデザイナーとは?
・テンプレート販売の始め方とメリット/デメリット
・テンプレート販売に向いている人/そうでない人
Studioのテンプレート販売に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
あやかさん本日はよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
まずは簡単に自己紹介をお願いします!
あやかと申します!フリーランスのWebデザイナーで、主にStudioのサイト制作とテンプレートデザイナーとしてテンプレート販売をしています。
Studioのテンプレート販売は気になりますね!
本日はそのあたりを中心に質問させてください。
もちろんです、よろしくお願いします!
Studio Storeでテンプレートを売ること。Studioの審査を通過したStudioテンプレートデザイナーのみが出品することができる。
テンプレートを見てみる
Studioテンプレートデザイナーへの道
ここではあやかさんがStudioテンプレートデザイナーになるまでの経緯を紹介します。
Studioとの出会い
Studioを触り始めたきっかけを教えてください!
Webデザインの勉強をしていた際にStudioと出会いました!
当時はどうやってデザインだけで仕事をしていけばいいのか悩んでいたこともあって、Studioを知ったときは「これだ!」と感じ、学習を始めました。
そうなんですね!
確かにデザイナーさんがStudioを使いこなせるようになると鬼に金棒ですね!
Studioの魅力
あやかさんが考えるStudioの魅力とは何ですか?
魅力は沢山あるのですが、1番はプログラミングの知識がない初心者でも直感的な操作でオシャレなサイトを構築できることですかね!
ドラッグ&ドロップをするだけで形になるのは凄いですよね!
あとはデザイナー自身がサイト制作の仕事をまるっと請け負えるようになることも魅力ですね。また、クライアントにとっても制作会社に高額な費用を払うことなくサイト制作ができることも大きいと思います。
デザイナー側だけでなく、クライアント側にもメリットがあるんですね
そうですね!Studioを使用するクライアントは小規模な方も多いのでクライアント側で情報をタイムリーに更新できることを魅力だと感じる方も多いイメージです!
Studioの魅力まとめ
- デザイナーが1人でサイト制作の仕事ができる
- コードに詳しくなくても感覚的にサイト制作ができる
- クライアントにとっても、制作会社に高額な費用を払わずにサイト制作ができる
- 自分自身でタイムリーに更新できる
テンプレート販売のメリット・デメリット
続いてはテンプレート販売のメリット・デメリットについて紹介します。
これからテンプレート販売を始めたいという方は参考にしていただければと思います。
テンプレート販売のメリット
テンプレート販売のメリットを教えてください
メリットはいつくかあるのですが、やっぱり売れるテンプレートを販売できれば毎月安定した収入になることですかね!
そうですよね!
プラットフォーム側で宣伝してくれるのも大きいですよね。
そうなんです!あとはやっぱりちゃんと審査があるのでStudioテンプレートデザイナーとしての権威性みたいなものはあるかなと思います。
確かに!他のStudio制作者と比較される際にStudioが行っている審査を通過しているというのはアピールポイントになりますね!
他にもテンプレート申請する前に細かいチェック項目があるのでサイトの完成度を上げることができ、スキルが向上するというのもメリットだと感じます!
高い基準をクリアすることでスキルアップに繋がるんですね
あとは普段の仕事とは違って、自分のやりたいジャンルのテンプレートを制作できることもメリットだと言えるかもしれません
テンプレート販売のメリットまとめ
- サイト制作スキルが上がる(事前にチェック項目があるため)
- 自分がやりたいジャンルを制作できるメリット(自分の思い通りのサイトを制作できる)
- 売れるテンプレートが販売できれば毎月安定収入になる
- Studioテンプレートデザイナーという権威性が得られる
テンプレート販売のデメリット
テンプレート販売のデメリットについても教えてください
正直、デメリットはあまり思いつかないのですが強いていうとしたら、確実に審査を通過できるとは限らないことだと思います。
確実に受かるわけではないという点は人によってはハードルになりそうですね。
そうですね!テンプレートの掲載には予想以上に時間がかかることがあるので、制作から公開まで最低でも1ヶ月程度を見込んで計画を立てるのをおすすめします。
テンプレートを作る時間や運営からの審査結果を待つ時間を考慮したうえでやるか・やらないかを決めることが大切なんですね
テンプレート販売のデメリットまとめ
- 確実に審査に受かるわけではない
- チェックして戻ってくるまで数週間の時間がかかる
- 審査に通過するまで辛抱する根気が必要
Studio Storeでのテンプレート販売の始め方
ここからは今後テンプレート販売を始めようと思っている人に向けてテンプレート制作の注意点やどのような人がテンプレート販売に向いているのかについて紹介します。
審査について
審査が厳しいという話があったかと思うのですが、改めて審査方法について教えてください。
審査は大きく2つの段階に分かれています。1つ目の審査を通過するとテンプレートを作成する権利を得られます。2つ目はテンプレートを出品するごとに受ける審査です。
身の回りでも審査が厳しいという話をよく耳にしますが、本当だったんですね。
はい、当時は何度も修正を繰り返してやっと出品…という感じでした。
今は応募者も増えたので明確な落選理由は教えてくれない?みたいです。
審査方法まとめ
- 審査には大きく2段階ある
- 審査方法は常に見直しがされている
Studioテンプレートデザイナーとして130を超える販売経験
これまでにどのくらいのテンプレートが購入されましたか?
現在は4つのテンプレートを出品しており、合計で130以上は購入されています。(2024年7月時点)
テンプレートを誰が購入したかというのは出品者はわかるんですか?
わからないです!ちなみに購入されるとメールアドレス宛にStudioから購入メールが届きます。「これが来る度に嬉しいんです!」
ayaka_design紹介ページ
https://studio.design/ja/store/designers/ayakadesign
ダウンロード(購入)の秘訣
ダウンロード数を増やすために意識していることはありますか?
調査は念入りに行うようにしています。そもそも需要があるのかであったり、既に多くの作品があるジャンルはなるべく避けるようにしています。
他にもありますか?
お客様が使うという前提でテンプレートを制作しています。具体的には実装を凝り過ぎると使いづらいのでテンプレートではあるもののテンプレート過ぎないことを意識しています。
お客様にとって使いやすいテンプレートを作ることがポイントなんですね。
あとは定期的にSNSでテンプレート販売をしていることを発信するようにしています。
定期的な発信も大事ですよね。
定期的な活動でいうと反応が鈍くなったテンプレートのサムネイルや紹介文を見直すことも大切です。そうすることでまた稼働し始めるようになるのでこれもダウンロード数を増やすために必須です!
ダウンロードを増やすには
- 需要のあるジャンルかどうかを確かめる
- お客様に触ってもらうことを前提とした構成になっているかを確認する
- 定期的にテンプレートの紹介文などを見直す
狙い目のジャンルについて
狙い目のジャンルはありますか?
Studio Storeを見て、このジャンルのテンプレートは少なそうだなとか同じジャンルでもテイストを変えたらいけそうだなというのを見ています。また、Studioとしても似たテンプレートを掲載しないと思うのでオリジナルかつオリジナル過ぎないものを制作することを意識しています。
自分の強みが活きるジャンルかつ競争が激しくないジャンルを選定しているんですね。
そうですね。あとは価格も結構見るようにしています。
テンプレート販売では自分で価格を設定しているので似たテンプレートの価格は要チェックです。
出品者にしかわからない着眼点ですね。ちなみにどのジャンルが狙い目かをもう少し詳しく教えてもらえますか?
イベント系のLPやスクール系のサイトが狙い目だと思います。あとは定番ですがコーポレートサイトは人気があるのでチャレンジしてみても良いと思います。(種類が多いので差別化は必要になります)
まとめ
- イベントLP、スクール系サイトは狙い目
- 競合も踏まえた価格設定にする
テンプレート販売に向いている人・そうでない人
テンプレート制作の流れやポイントがわかったところで、ここではどんな人がテンプレート販売に向いているのかについて紹介します。
テンプレート販売に向いている人
どのような人がテンプレート販売に向いていますか?
細部まで丁寧に制作できる人、需要を考えつつ制作できる人、根気がある人ですかね。あとはマネジメント能力やマーケティング能力がある人も向いていると思います。
お客様が使うことを想像できること、そして自己管理を徹底できることがポイントになりそうですね。
こんな人は向いているかも
- 細部まで丁寧に制作できる
- 需要を考えつつ制作できる
- 根気がある
- マネジメント能力ややマーケティング能力がある
テンプレート販売に向いていない人
こういう人はテンプレート販売に手を出さない方がいいというのはありますか?
時間がかかることが許容できない人は向いていないと思います。
テンプレート販売はただ単にテンプレートを制作すればいいというわけではなくて紹介用のスライドや文章を作成するなどテンプレート以外にも作業が必要になります。
デザインだけではなく、売るために何ができるかを考える必要があるんですね。
その他にも沢山のアニメーションを使って凝ったサイトを作りたいという人も向いていないと思います。テンプレート販売はあくまでもお客様が操作をする前提で制作するので凝り過ぎるとテンプレートの意味がなくなってしまいます。
あくまでもテンプレートなんですね。
そうです。あとは当たり前ですが楽して稼ぎたいという人にも向かないと思います。簡単に稼げそうという印象があるかもしれませんが、確実に審査に受かるわけではないので結構大変だと思います。
目先の利益を追うと結局は遠回りになってしまうのは、人生と同じですね(笑)
こんな人は向いてないかも
- 時間がかかることを許容できない
- 凝ったサイトを作りたい
- 楽して稼ぎたい
今後の目標
最後に今後の目標を教えてください。
今後はStudio Storeで販売しているテンプレートの種類を増やしたいと思っています。
また、Studioだけでなくロゴやパッケージのデザインも行いたいですし、せっかく自由なフリーランスなので色々なことに挑戦してみたいと考えています。私は前職がアパレルだったので個人向けのスタイリストなどにも挑戦していきたいです。
まとめ
今回はStudioテンプレートデザイナーとしてStudio Storeでテンプレート販売をしているあやかさんにお話を伺いました。
テンプレート販売で重要なのは「お客様の成功に対してコミットすること」にあるといえるのかもしれません。
今回ご協力いただいたあやかさんへのお仕事依頼をご希望される方は以下のリンクからご連絡ください。